学習方法(1次試験)

過去問は暗記ツール。実力テストじゃないです【中小企業診断士試験】

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中小企業診断士試験の試験勉強をしている皆さん。皆さんの中に過去問をやらずに大事に大事にしまいこんでいる方はいませんか?私も勉強開始当初はそうしていたので気持ちは分かります。

テキストをひたすら読み込んで実力を溜めて~~~過去問を解いてみて、前回過去問を解いたときからの大幅な得点アップ!

これができれば良いんですが、テキストをひたすら読むという勉強方法をとっているかぎり残念ながらこんなことは起こりません。

じゃあどうすれば良いのか?過去問を大事にとっておくのはやめて、じゃんじゃん使えば良いんです。

ここでは過去問を使った勉強方法について紹介します。(対象は中小企業診断士の1次試験です。)

過去問は最高の暗記ツール

過去問を実力テストのように位置付けている方は少なくないかもしれません。もちろん過去問にはそういう面もあります。でも、過去問の1番の役割は暗記ツールです。

なぜ過去問が暗記ツールなのか?

暗記に最適なのは『覚える勉強』でなく『思い出す勉強』

テキストをひたすら読み込んで覚えようとする勉強は効率が悪いということが研究から分かっています。効率が良い勉強は頭の中の記憶を思い出そうとすることです。

これに最適なのが実際に問題を解くという勉強方法です。問題を解くときって、「この答えなんだったかなー」って記憶の中から情報を思い出そうとしますよね。これが暗記をするのに最高に効くんです。

このため、問題を解きながらテキストの内容を覚えることができる過去問は優れた暗記ツールと言えます。

思い出す勉強の重要さについてはこちらに詳しく書きました。

暗記のコツ<覚えて忘れない勉強法>

過去問の使い方

次は過去問の使い方のポイントについてお話しします。

取り組む年数、回数とタイミング

過去問を何年分解いたら良いかというと、5~7年分ほどをおすすめします。あまり年数が少ないと、問題を網羅できませんし、あまり多くても古くなって出題傾向が変わってしまうかもしれません。

回数は同じ過去問に3回以上取り組んでください。もちろん2回目、3回目は完璧に覚えてしまった問題は飛ばしながらでも構いません。

タイミングについては、1回目に取り組んでから1か月以内に2回目に取り組むようにしてください。1度取り組んだ内容を復習するのに、1か月以上間があいてしまうと、ゼロからやり直すのと変わらないという研究結果があります。

以上、過去問に取り組む年数、回数、タイミングについてでした。紹介した数字は標準的なものですが、人それぞれ状況は違います。

取り組む年数、回数は勉強に使える時間から決めたり、勉強の手ごたえを感じながら調整していってください。

使い方の注意点

これまで、過去問を万能ツールのように紹介してきましたが、ここからは過去問を使った勉強についての注意点をお話しします。

明らかに高難易度の問題は無視する

過去問にはおかしいレベルの問題が含まれています。間違ってもこういう問題を解けるようになろうなんて考えないでください。無視して良いです。予備校から発売されている過去問集では問題のレベル分けがされているので、それを見ればどれが高難易度の問題かは分かると思います。

体系的な理解はテキストを使って

過去問は1問1答形式のため、体系的な理解がしづらいという弱点があります。

例を挙げると、経営法務の産業財産権の分野で、「特許権」、「実用新案権」、「意匠権」、「商標権」という内容があります。これら4つの権利は似たところもあれば、異なるところもあり、個別に学習しようとするとごちゃごちゃします。このような内容は、過去問での勉強で個別に覚えるよりも、テキストを使って一覧表のような形で覚えた方が効率が良いです。優れたテキストなら、体系的に覚えるべき内容は一覧表の形に整理されているはずです。

内容だけでなく、読解力も求められる

これは特に企業経営理論で顕著なのですが、「問題の文章がそもそも難しい」+「正解と不正解の差がかなり微妙」な問題が出ます。

このような問題では内容だけ分かっていても相応の読解力がないと正解できないです。過去問を解くことで辛抱強く、注意深く問題を読解する力をつけることが必要です。

中小企業経営、政策だけは使う年数に注意

中小企業経営、政策は、中小企業や小企業に関するここ数年の統計データや、政策などから出題されます。あまり古い過去問を使うと内容が変わってしまう可能性があるため、中小企業経営、政策については使う過去問は2年分程度にして、足りない分は模試や対策問題集を活用すべきです。

過去問と全く同じ問題は出ない

中小企業診断士試験は、問題の大半がこれまで出題された内容と言われています。(何%くらい出るとか、しっかりとしたデータは無いですが。。)とは言っても過去に出た問題と全く同じ問題が出ることはないです。少しひねった問題にも対応できるように過去問の丸暗記ではなく、問題の周辺知識も合わせて内容をしっかりと理解するようにしてください。体系的な理解と同じくこちらもテキストを使った学習が求められます。

おすすめの過去問は?

おすすめの過去問集はこちら「中小企業診断士過去問完全マスター」です。2次試験対策の「全知識」、「全ノウハウ」、「ふぞろいな合格答案」シリーズでおなじみ(?)の同友館から出版されています。

中小企業診断士過去問完全マスターがおすすめの理由

問題が内容ごとに整理されている

ここが、過去問完全マスターの1番のポイントです。過去問が年度ごとに分かれて掲載されているのではなく、「企業の競争戦略」とか「特許権」というように、過去の問題がテーマごとに整理されて並べられています。

覚えたいテーマを決めて集中できるため、学習が進めやすいです。

学習チェックリスト、問題のレベル分け

過去問完全マスターでは、同じ問題を何度も解く学習を想定した、学習チェックリストが付いています。もちろん問題のレベル分けもされています。(超頻出問題がA、頻出問題がB、出るかもしれないがCという感じです)

こちらが学習チェックリストです。空白のところに学習した日付や〇、×を書き込んでいきます。


1 経済学・経済政策

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