中小企業診断士試験の合格発表から1か月ちょっと経ちました。いよいよ来週から実務補習が始まります。
実務補習について一応説明しておくと、、中小企業診断士というのは、試験に合格しただけでは免許がもらえません。合格後3年以内に15日間の実務を実施し、申請することでようやく免許をもらうことができます。今の仕事がすでに中小企業診断士の業務にあたるという方は申請するだけで免許がもらえますが、私をはじめ合格者の多くはそのような環境には無いため、協会主催の実務補習を受講することで15日間の実務経験をすることになると思います。
協会が主催している実務補習は、今回私が受講する15日間のものと、5日間のものとがありますが、せっかくなら早くに免許が欲しいと言うのと、仕事がそれほど忙しくない時期ということから15日間コースを受講することにしました。(2019年度の場合15日間中の7日間は平日です。ちなみに補習は有料です。金額は約15万円とけっこうなもの。。)
実務補習開始直前
実務補習実施日の数日前になると、担当指導員の方からメールで連絡をもらえます。私の場合こんなような内容を連絡いただきました。
・チームの参加人数 ・実務補習対象企業の業種、社名 ・詳細スケジュール |
チームの参加人数
事前に送られてきた案内冊子には参加人数は最大6名とありましたが、私の参加するチームは4名でした。
実務補習対象企業の業種、社名
実務補習の対象企業は製造業、サービス、飲食の3企業でした。社名も教えてもらいましたがここでは伏せさせてもらいます。
詳細スケジュール
1社目の企業診断については詳細なスケジュールも連絡いただけました。5日間の各日、どこに何時に集合というような内容です。対象企業に行くのは初日と最終日のみで、あとの3日間は担当指導員の事務所等で作業をするそうです。懇親会をやろうということも書かれていました。
以上、簡単ですが実務補習開始直前の状況について書いてみました。
以下は実務補習の内容についてです。
実務補習1日目
実務補習初日はこんなことをやりました。
1、オリエンテーション
東京にある貸会議室に集まり、開会の挨拶のようなお話しを聞きます。関東エリアの15日間実務補習受講者は全員ここに集まるのでけっこうな人数がいました。少なくとも数百人前半はいました。
参考に当日の持ち物を書いておきます。
初日の持ち物
・実務補習受講申込完了通知書
受講心得と実務補習テキストが入った封筒に同梱されている紙1枚です。受付に必要です。
・受講心得
・実務補習テキスト
受講心得とテキストは下の写真のものです。
・ノートPC
あった方が良いですが初日はノートに書き留める雰囲気だったのでほとんど使用しませんでした。
・筆記用具
・電卓
受講心得には持ってくるよう書いてありますが、使いませんでした。
2、班に分かれて相談
オリエンテーションが終わった後は、班に分かれて今後の実務補習の準備をします。内容としては、自己紹介、今後のスケジュールの案内、初回診断の際の受講者の役割分担決め(「リーダー」、「生産担当」など)、診断先企業へのヒアリング内容の事前相談です。時間は1時間30分ほどでした。
3、診断先の企業訪問
診断先の企業を訪問し、ヒアリングをします。時間は1~2時間程度でした。
以上で、1日目の実務補習は終了です。終了後は班のメンバーで懇親会をしました。
企業の経営者にヒアリングするなんて経験は初めてのため、ヒアリングの進め方、聞き方、どんな内容を聞けば良いかが等全く分からず手探り状態で進めました。終了後、指導員から特にダメ出しは無かったので、それほどおかしなことはしていないものと思います。
メンバーでの事前相談で、あらかじめ聞きたいことを決めておいたのですが、ストレートに「御社の課題は何ですか?」とか「将来どうなりたいですか?」なんて聞き方をしても、当然のことながら上手い答えが出てくる訳はなく、会話を進める中で引き出していくものというのを実感できました。いわゆるコミュニケーション能力というものでしょうか。
私は独学受験だったため、参加メンバーとは受験の苦労話をできたのも良かったです。