「中小企業診断士資格とかけて、足の裏の米粒と解く」その心は?・・・
「取っても食えない」なんて謎かけを聞いたことのある方は少なくないと思います。こう言われる1番の理由は、中小企業診断士という資格が他に「士」のつく弁護士、公認会計士、税理士等と比べた時に、業務独占資格ではない(=中小企業診断士資格を持っていなくてもコンサルタントの仕事をしても良い)ためだと思います。(そもそも比べる資格のレベルが高過ぎる気がしますが。。)
せっかく苦労して取った資格が足の裏の米粒では寂しいので、中小企業診断士資格が使える資格だという根拠を集めてみました。
1、日経 新たに取得したい資格ランキング1位
2016年、日経が実施した新たに取得したい資格ランキングで1位を獲得しています。これだけの関心度があれば使える資格に違いありません。
ちなみに2017、2018年のランキングというのは無いようです。2016年のランキングの反響が悪かったんでしょうか。2016年の結果を見るとTOEICがランクインし過ぎているという印象も受けますね。
出典:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO95983880R10C16A1TQ4000/
2、10~20年後のAIによる代替の可能性がわずか0.2%
野村総研とオックスフォード大学の共同研究結果では、中小企業診断士の業務がAIに置き換わる可能性は他の士業と比較してダントツに小さい0.2%ということです。これはかなり嬉しい結果ですね。表の『主な業務欄』を見ると他の士業に比べて「コンサルティング」という業務内容があいまいなためではないかと思います。あいまいなものはAIでの代替が難しいですからね。
出典:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO2142278022092017TCJ000/
3、年収1,000万以上の割合は26%
中小企業診断士として、年間100日以上の業務を行っている人達1,200人にアンケートした結果では、約3割である26%以上の中小企業診断士が年収1,000万以上を達成しています。
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出典:http://j-net21.smrj.go.jp/know/s_hiroba/enquete/p06.html
以上、中小企業診断士は使える資格である根拠でした。
こんなテーマで記事を書いてみましたが中小企業診断士資格が使えるか、使えないかという問題に対してイエスかノーかなんて絶対的な答えは無いと思います。弁護士資格だって、公認会計士資格だって使えてる人もいれば上手く活かせていない人だっています。大事なのは、「自分はこの資格を取ってこんな感じに成功してやるんだ!」というイメージをしてそれを実現するために努力し続けることです。皆さんや私自身が努力を続けるために、ここで書いた中小企業診断士が使える資格という話が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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