試験対策まとめ

独学合格にはこの3つが超重要!【中小企業診断士】

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私は中小企業診断士とは全く関係のない仕事をしている普通の会社員ですが、ふと中小企業診断士に興味を持ち、2018年の5月に試験勉強を開始し、その年の試験に合格することができました。期間は半年間で、使った時間は350時間ほどです。

独学で取り組んだため、色々と苦労し、試行錯誤しながら学習を進めましたが、おかげでこうやれば合格できるというノウハウを身に付けることができました。(※独学と言っても自宅で受講できる通信講座だけは受講しています)

このページでは私が身に付けた、中小企業診断士試験に独学合格するためのノウハウを超重要なものに厳選して紹介しています。私と同じように独学での合格を目指す皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

中小企業診断士試験の独学合格に超重要なのは以下3点です。

  • 教材
  • 勉強方法
  • スケジュール

適切な教材を使用して、適切なやり方で勉強することが重要というのは当然ですよね。これに加えてスケジュール作成が、合格のために超重要です。

目次

【これが超重要】1、教材(通信講座、テキスト)選び

【これが超重要】2、勉強方法

【これが超重要】3、スケジュール作成

4、勉強に行き詰ったときは

5、中小企業診断士試験情報

(6、勉強開始前の私の実力)

【これが超重要】1、教材(通信講座、テキスト)選び

まずは教材選びです。ここでは中小企業診断士試験対策の『通信講座』と『テキスト』に分けて教材を紹介します。

通信講座

まずは、中小企業診断士試験対策の通信講座について紹介します。

中小企業診断士試験対策の通信講座は数多くありますが、その中から主なものとして5社を選んで価格や内容などについて比較しました。ちょっとボリュームはありますが、目を通してもらえれば中小企業診断士試験対策の通信講座業界の概要が分かります。

紹介している通信講座は、スタディング(旧:通勤講座)、診断士ゼミナール、TAC、LEC、クレアールの5社です。

通信講座主要5社の比較

上記の主要5社のうち、スタディング、診断士ゼミナールは安価な講座の代表格として知られています。それら2社についてはこちらでもう少し詳細に比較しています。

スタディング、診断士ゼミナール比較

テキスト

こちらでは、私が実際に使用した中小企業診断士試験対策のテキストを紹介しています。中小企業診断士試験は簿記とかFP(ファイナンシャルプランナー)ほどメジャーな試験でないためテキストの種類が多過ぎて迷うということはないです。こちらで紹介しているのはメジャー中のメジャーのテキストです。

テキストは1次試験、2次試験やレベル別に分けて紹介しています。

中小企業診断士試験対策テキスト

以上、教材選びについてでした。

教材として、市販のテキストだけを使用して完全独学合格をすることも可能ですが、私は通信講座を利用することをおすすめします。

通信講座の利用をすすめる訳は?

通信講座を利用する理由としては、動画講義の利用のためと、情報入手のためという2つがあります。

動画講義はスマホ等で視聴するだけで学習を進めることができるため、移動時間・隙間時間の利用により効率的な勉強に非常に役立ちます。また、通信講座を利用すると、試験に関する情報をメール等で案内してくれるため、試験の申込日を勘違いするとか、試験本番の心構えが分かるとか、思わぬ不具合を防ぐのにも役立ちます。

私がなぜ通信講座とテキストを併用したか

私は通信講座の診断士ゼミナールと、市販のテキストを併用して学習しました。

併用した理由の1つは紙のテキストが欲しかったからというだけです。

診断士ゼミナールのテキストは基本的にPDFのダウンロード形式で、印刷したものは有料オプションです。(しかも¥18,500とけっこうなお値段)それなら市販のテキストを買いなおしても費用は変わらないと考えて、TACのスピテキを購入しました。

もう1つの理由は、診断士ゼミナールだけでは2次試験対策としては不足と感じたためです。この点については「スタディング、診断士ゼミナール比較」の最後の方に記載したので興味があれば読んでみてください。

過去問

中小企業診断士試験の過去問は協会の公式サイトで公開されていますのでどんな問題が出るのか見てみると良いと思います。

1次試験は問題と解答が公開されていますが、解説はありません。2次試験は解答も公開されていないのでご注意ください。

過去問はこちらです。→中小企業診断士試験過去問

下の方にスクロールすると2次試験の過去問があります。

解答は年ごとにページが分かれています。平成30年度1次試験のものはこちらです
→ 平成30年度中小企業診断士試験過去問回答

【これが超重要】2、勉強方法

次に勉強方法について紹介します。

中小企業診断士試験には1次試験、2次試験があり、出題形式や合格のために必要な能力がかなり異なります。当然勉強方法も違ってきます。

1次試験の勉強法

1次試験は基本的に暗記科目のため、勉強のポイントはいかに効率よく暗記をするかということになります。(試験の方式はマークシート形式です)

1次試験の内容の説明や、対策に必要な教材、勉強方法などについてはこちらに詳しくまとめました。

1次試験勉強方法まとめ

2次試験の勉強法

2次試験では1次試験で身に付けた専門知識を駆使して、企業に対してアドバイスする能力をテストされます。

2次試験に合格するためには、専門知識の暗記に加え、『文章の読解力』、『論理力』、『作文力』という基本的な能力と、中小企業診断士の2次試験を解くためのテクニックを身に付けることが必要になります。(試験の方式は記述式です)

2次試験の内容や教材、勉強方法についてはこちらにまとめました。

2次試験の勉強方法まとめ

【これが超重要】3、スケジュール作成

超重要な内容の最後はスケジュール作成です。これまで超重要な項目として『教材選び』と『勉強方法』について紹介しましたが、3つ目の『スケジュール作成』が1番重要な項目です。

なぜスケジュール作成が必要なのか?

まずはスケジュール作成が必要な理由についてお話しします。

スケジュール作成が必要な理由は、中小企業診断士試験が、「長期間の勉強が必要」で「出題範囲が非常に広い」難関試験だからです。難関試験を突破するにはやみくもに一生懸命勉強するだけじゃあ足りません。どんな勉強を、いつ、どれだけやるかという計画を立てて、その上で一生懸命勉強することが超重要です。

なぜスケジュール作成が1番重要な項目なのか?

私がスケジュール作成を1番重要とした理由は、ここで失敗する方が多いからです。

中小企業診断士試験の教材選びについては、このサイトも含めネットに十分な情報があるので、評判のものを使用すれば間違いありません。

勉強方法は、教材選びほど簡単じゃないですが、同じくネットで調べて実行すれば何とかなります。

でもスケジュールだけはそうじゃありません。なぜなら、ネットには自分に適したスケジュールがそのまま書いてあるなんてことがないからです。しっかりとしたスケジュール作成には時間もかかりますし、実行しながら手直しすることも必要で手間がかかります。でも、超重要なことなので是非手間を惜しまず取り組んでみてください。

ごく基本的な内容ですが、スケジュールはこうやって作るという内容はこちらに書いてあります。

スケジュール作成のやり方

 

以上、独学合格のための超重要な3つの点でした。以下では中小企業診断士試験についての説明や、勉強に行き詰ったら見てみて欲しいものなどについて紹介しています。

4、勉強に行き詰ったときは

超重要な内容ではないのですが、勉強に行き詰ったときにお役に立ちそうな内容をいくつか挙げてみました。主にモチベーションの維持について紹介しています。

勉強のPDCAを回そう

5、中小企業診断士試験情報

中小企業診断士試験がなぜ合格が難しいのか?という切り口で、試験の出題範囲や、合格基準、合格率などをまとめました。

中小企業診断士試験はなぜ合格が難しい?

こちらには、中小企業診断士試験の申込から、合格発表、実務補習実施までのスケジュールを書きました。

中小企業診断士試験スケジュール

6、勉強開始前の私の実力

勉強開始前

短期合格した理由について、「元々勉強してたんじゃないの?」と思われるかもしれないので、勉強を開始した時の実力について触れておきます。

勉強開始前に試しに過去問を解いてみた結果は以下のとおりです。

企業経営理論は、マーケティングとか戦略の本を何冊か読んで勉強したことがあるため、けっこう良い点数を取れました。

経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策は問題文が何を言っているのかすら分からなかったため、嫌になって解くのを諦めました。

  • 経済学・経済政策・・・8点
  • 財務・会計・・・16点
  • 企業経営理論・・・51点
  • 運営管理・・・38点
  • 経営法務・・・0点
  • 経営情報システム・・・0点
  • 中小企業経営・政策・・・0点

1次試験本番

本番の得点はこちらです。合計点は451点と余裕があったんですが経営法務はあと2問間違っていたら足切りとヒヤヒヤしながら自己採点しました。

経営法務で低得点となった原因は分かっています。上の方で紹介している「思い出す勉強」をおこたったからです。テキストをパラパラ読んでいるだけで覚えたつもりになって油断してしまいました。

  • 経済学・経済政策・・・80点
  • 財務・会計・・・56点
  • 企業経営理論・・・62点
  • 運営管理・・・75点
  • 経営法務・・・44点
  • 経営情報システム・・・68点
  • 中小企業経営・政策・・・66点

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