このページでは、中小企業診断士の通信講座を提供している5社について紹介しています。
中小企業診断士試験対策の講座は数多くありますが、対象とした5社は、スタディング、診断士ゼミナール、LEC、TAC、クレアールで、中小企業診断士試験対策講座の代表格です。
詳細な講座内容の紹介に入る前に、まずは主要5社の講座の立ち位置について簡単に紹介したいと思います。
通信講座選びで重要な「価格」と「学習フォロー」、「教材の充実度」の項目で5社を図で比較してみました。
当然のことながら、価格が高い講座の方が、学習フォローや教材がしっかりしています。診断士ゼミナールは学習教材や学習フォローをかなり絞り込んでいますが、その代わり5万円少々という圧倒的な低料金を実現しています。スタディングは診断士ゼミナールに匹敵する低価格でありながら、かなり充実した学習フォロー体制や教材の充実度を持っています。LEC、TACは価格は20~40万円と大変高価ですが、受講すれば試験対策に必要な教材は全て揃います。模試などのオプション的なものも料金に含まれており、全ておまかせでOKという感じです。クレアールは価格と教材充実度のバランスの取れた講座です。
次に、先ほど図の中に出てきた「学習フォロー」、「教材の充実度」という項目について、各社で何が違うのか、というのを表にまとめました。
LEC、TAC、クレアール | スタディング | 診断士ゼミナール | |
動画講義 | 〇 | 〇 | 〇 |
紙のテキスト | 〇 |
×PDFのみ |
×PDFのみ |
問題集 | 〇 | 〇 | 〇 |
過去問 | 〇 | 〇 | 〇 |
答案の添削 | 〇 | × | × |
模試 | 〇 | △1次のみ | × |
その他 | AI学習プラン |
中小企業診断士の試験対策に必要な教材として代表的なものは、表に挙げた「動画講義」、「紙のテキスト」、「問題集」、「過去問」、「答案の添削」、「模試」の6つです。(その他の「AI学習プラン」については後ほど紹介します。)
LEC、TAC、クレアールは受講すればこれら6つの教材を全て提供してくれます。(細かく見ると、クレアールはテキストがLEC、TACに比べると薄かったりするため、最初に紹介したグラフではLEC、TACより一段下に位置付けました。)スタディングでは、「紙のテキスト」と「答案の添削」がなく、診断士ゼミナールでは「紙のテキスト」、「答案の添削」、「模試」がありません。「紙のテキスト」は両社とも別料金のオプションで購入することはできます。
以上、中小企業診断士試験対策の通信講座5社について簡単に紹介しました。
基本的に価格と講座の充実度は比例しています。それでは、お金が出せるのなら高い講座を選んだ方が良いのかと言うと、そういう訳でもありません。フィーリングが合うかというのも重要です。実際私は診断士ゼミナールを受講して合格していますし、知人にはTACを受講したけどイマイチで結局独学して合格したという人もいます。
各社の通信講座は無料体験ができるので是非試してみてください。無料体験についてはこちら(このページの下の方)にまとめてあります。通信講座5社についての詳しい内容はこの後紹介しているので、受講を迷っている方は是非読んでいってください。
スタディングのAI学習プランは2020年に開始された新しいサービスです。受験生がはじめに実力把握テストを受けることで、何を、何時間勉強すれば合格点に達成できるかをAIが算出してくれます。試験の合否を分ける重要な要素は、『教材』『勉強方法』『スケジュール』の3つなのですが、このうちのスケジュールだけは従来受験生が自分自身で考えるしか無く、予備校業界の大きな課題と呼べるものでした。 スタディングはAI技術を活用することでその課題を解決しようとしています。まだまだ始まったばかりなので、このサービスにどれほど効果があるかは不明な点がありますが、非常に面白い取組です。
AI学習プランでは記憶のメカニズムも考慮しており、1度学習した内容でも時間が経つと忘れてしまうということも加味した予測などもしてくれます。 この、AI学習プランですが、スタディングの講座に申し込まなくても、無料でプラン作成することができます。(ただし、無料の会員登録が必要ですし、学習プラン作成のための情報入力や、テスト問題への回答などで30分ほど必要です)↓↓
『低価格』と『スマホで勉強できる』ことで人気の、私のおすすめ通信講座「スタディング」、「診断士ゼミナール」についてはこちらで詳しく紹介しています。すでにその2社のどちらかに絞り込んで検討しているという方はこちらのページを読んでみてください。
~目次~ 通信講座5社の特徴 その他情報 |
通信講座主要5社の紹介
講座選びの重要なポイントである「価格」、「教材」、「合格実績」の項目を中心に、中小企業診断士試験対策主要5社の講座紹介をします。各社の特徴について良いところだけでなく受講の際に気を付ける点についても記載しました。
1、「スタディング」
「スタディング」の特徴まとめ
スタディングの特徴は、低価格でありながら、充実した教材、学習システムを提供している点です。価格は大手が20万円~40万円ほどであるのに対して半額~4分の1以下の5万円ほどから受講できます。
教材についてはスマホだけで「講義動画を見る」、「問題を解ける」、「メモを取れる」ができ、移動時間、スキマ時間での学習のしやすさに徹底的にこだわっています。
一方、スタディングの講座の弱点として、2次試験対策の不足が挙げられます。
2次試験対策は、市販テキストでの学習や、大手の2次試験対策コースを別途受講するなど、追加の対応を覚悟をしておいた方が良いです。
また、基本プランではテキストはPDFファイルでの配布になり、紙のテキストが欲しい場合は別料金(¥14,980税込み)になります。基本的に知識の暗記だけの学習をすれば良い1次試験とは異なり、2次試験では読解力、作文力、論理力等の総合的な力が問われます。これらは人それぞれのレベルや、得意だったり苦手だったりするポイントが異なるため、画一的な教材だけでは合格レベルに達するのが難しいです。いかにスタディングの教材が優れていてもカバーしきれないところは出てきます。
価格
価格帯は5万円~7万円ほどです。価格は、含まれる教材の種類や受講できる年数によって異なります。
教材
スタディングの教材の中から特徴的なものを紹介します。
動画講義
スタディングの動画講義は予備校での講義風景をそのまま動画にしたのではなく、スタジオを使って動画講義専用に撮影しています。
また、移動時間での学習がしやすいようにテキスト無しで理解できる構成になっていることもスタディングの動画講義の特徴です。
スタディングの社員の方に聞いたお話しですが、移動時間にスマホで見やすい教材を作るために、色使い1つにもこだわっているそうです。
学習マップ
スタディングのオリジナル教材に学習マップというものがあります。
これは各科目で学習する項目をツリー状にしたものです。
学習マップを使うことで、各科目の学習内容全体の把握と、その中のうち今自分がどの部分を学習しているのかを常に把握しながら進めることができます。
スマート問題集
スマート問題集は、PCやスマホで解ける問題集です。画面上で答えを選ぶとすぐに解答が分かるだけでなく、覚えるべき知識についての解説も表示されます。
スマート問題集には電卓機能も付いており、簡単な問題ならスマホで計算問題を解くこともできます。
Webシステムによる学習管理
Webシステムを利用して、学習時間や学習の進捗管理などをすることができます。
実績
HPに掲載されている人数は80名/2020年、28名/2019年、23名/2018年、17名/2017年です。※HPには合格者の一部しか紹介されていないため、実際はこれ以上の合格者がいると考えられます。
割引情報
無料体験
登録は必要ですが、スタディングの講義動画、スマート問題集、学習マップなどはこちらで無料体験できます。
中小企業診断士の試験問題を体験し、実力チェックができる「簡易診断テスト」も無料で体験できます。診断結果を出すには35問解く必要があり、ちょっとボリュームがありますが、試験に触れられる良い機会です。
2、「診断士ゼミナール」
「診断士ゼミナール」の特徴まとめ
診断士ゼミナールは5社の中で最安値の講座です。スタディングと比べると、更に提供している教材種類は絞り込まれており、システム作りにも力を入れていませんが、それにより圧倒的な低価格を実現しています。
診断士ゼミナールの弱点は、スタディング同様、2次試験対策として不十分、紙のテキストが有料(¥18500税別)という点です。
診断士ゼミナールを受講する場合は、1次試験対策の講義動画とPDFテキストの入手のためだけと割り切って、市販テキストなどでの追加学習などが多く発生することを覚悟しておいた方が良いです。
価格
価格は基本的に約¥54,800の1種類です。
教材
診断士ゼミナールの教材の中から特徴的なものを紹介します。
動画講義
診断士ゼミナールの動画講義の総時間は270時間という長時間。他社に比べて長く、動画講義を使った移動時間での学習に力を入れていることが分かります。
診断士ゼミナールの動画講義の他社との差は、動画に講師の顔が一切出てこないところです。画面いっぱいにスライド資料が表示され、講師の声だけが聞こえます。(これは好き嫌いが分かれるところだと思います。スライドに集中できて良いという面もあれば、臨場感が無いという面もあります。)
講義動画が制限無しでダウンロード視聴可能なのも診断士ゼミナールの特徴です。
フルカラーテキスト
PDFのテキストはフルカラーで作成されており、イラストや図解も多く使用されていて無機質さを感じさせません。
ただしイラストはデザイナーさんが書いたキレイなものではなく、パワーポイントで作成したようなラフなものです。
実績
HPに掲載されている人数は56名です。※HPには合格者の一部しか紹介されていないため、実際はこれ以上の合格者がいると考えられます。
診断士ゼミナールは私が実際に受講して、合格できた講座です。使ってみて良かった点、悪かった点について正直な感想をこちらに書きましたので良ければ見てやってください。
割引情報
診断士ゼミナールでは、新春キャンペーンを実施中です。2022年3月31日までにお申し込みの方は、各コース¥5,000 OFFで受講が可能です。
無料体験
診断士ゼミナールのテキスト、動画講義はこちらで無料体験できます。登録等は不要です。
3、「LEC」
「LEC」の特徴まとめ
20万円~と高価な講座ですが、受講すれば教材は全て揃いますし、手厚いサポートも受けられます。費用が予算内ならおすすめの講座です。
受講の際に注意することは特にありませんが、LECを受講しているからと安心せずに、学習計画をしっかりと作成するなどなるべく積極的な取り組みをするようにしてください。
あまり公開されてはいませんがLEC、TACのような全部盛りの講座を受講しても、中小企業診断士試験試験の合格率は20~30%という結果があります。受講生の中でも上位にいなければ合格できないということです。
また、1次試験の1科目ごとや1日~2日の短期集中コースなど小分けにされたコースも充実しているので、基本は独学、苦手分野だけをLECで対応という使い方も良いと思います。
価格
初学者向け、1次2次試験対策のフルセットWeb講座は20万円~30万円の価格帯です。
教材
動画講義、紙のテキスト、模試、2次試験の添削など全ての教材がついています。LECの通信講座を受講すれば追加のテキスト購入などはほとんど必要ないです。
以下ではLECの教材の中から特徴的なものを紹介します。
動画講義
LECの動画講義は、1科目に対し、複数の講師による複数の動画を用意している点が大きな特徴です。講師にこだわりがあるLECだからこその取り組みだと思います。
また動画講義は1テーマ15分という設定でちょっとしたスキマ時間に使いやすい作りになっています。
回数などに制限はありますが講義動画はダウンロードも可能です。
ぽち問
スマホで解ける過去問です。移動時間を使った勉強ができます。
FOCUS
市販もされているメインのテキストです。決して悪いものではないのですが、TACのスピードテキストの方が知名度が高いです。
2次試験の添削
スタディング、診断士ゼミナールなどの格安講座との1番の差はここです。2次試験の答案を1枚1枚添削してくれます。
実績
HPには10名/2015年の合格者が掲載されていますが大手のLECでこの人数ということはないでしょう。実際にはもっと多くの合格者がいるものと思われます。
割引情報
無料体験
LECの対策講座はこちらから無料体験できます。
4、「TAC」
「TAC」の特徴まとめ
30万円~とLECよりも更に高価な講座ですが、LEC同様、受講すれば教材は全て揃いますし、手厚いサポートも受けられます。圧倒的な実績があるからこその高価な価格設定なのでしょう。
他社と比べると、スマホでの学習など、移動時間の活用に手薄なところは気になる点です。移動時間での学習を中心に考えている方は注意してください。
TACの通信講座は教育給付金制度の対象になっています。対象者には受講料の20%が還付される制度のため、もともとの価格が高いTACには効果絶大なので受講する際はしっかり調べてください。
価格
初学者向け、1次2次試験対策のフルセットWeb講座は30万円~40万円の価格帯です。
教材
動画講義、紙のテキスト、模試、2次試験の添削など全ての教材がついています。TACの通信講座を受講すれば追加のテキスト購入などはほとんど必要ないです。
以下ではTACの教材の中から特徴的なものを紹介します。
動画講義
TACの動画講義は、教室での講義風景スタイルです。
スピードテキスト
TACの講座のメインテキストです。スピードテキストという名前で市販もされており中小企業診断士の1次試験対策のテキストとして有名な本です。
2次試験の添削
2次試験の答案は1枚1枚添削してくれます。
実績
合格者は127名~/2019年、192名/2018年と他社と比べて圧倒的な実績を持っています。
割引情報
無料体験
5、「クレアール」
「クレアール」の特徴まとめ
クレアールはLEC、TACのようにひととおりの教材を揃えていながら、価格を少し抑えており、価格と教材のバランスが良い講座と言えます。
クレアールの1番の特徴は、学習範囲を必要十分の範囲に絞り込んだ非常識合格法です。
非常識合格法は、やみくもに勉強範囲を広げるよりも重要な範囲に絞り込んでしっかりと学習しようという考え方です。効率的で非常に良い考え方ですが、学習範囲の予想を外してしまった時のリスクには注意が必要です。
クレアールはキャンペーンによる割引額が大きいという特徴もあるため、受講前にはホームページの情報をしっかりチェックすると良いです。
価格
初学者向け、1次2次試験対策のフルセットWeb講座は15万円~25万円の価格帯です。
教材
動画講義、紙のテキスト、模試、2次試験の添削など全ての教材がついています。通信講座を受講すれば追加のテキスト購入などはほとんど必要ないです。以下ではクレアールの教材の中から特徴的なものを紹介します。
非常識合格法による内容を絞り込んだテキスト
クレアールでは試験内容が現在の形になって以降、全ての過去問を分析し、学習内容を必要十分に徹底的に絞り込んだテキストを作成しています。
過去問を分析すると、出題内容は下図のようにA、B、Cに分類することができます。Aは絶対に正解すべき問題、Bは合格のためにはほとんど正解しなければならない問題、Cは解けなくても問題ない問題です。クレアールの分析から、合格点の60点を取るためにはAとBの内容だけに絞って学習すれば良いということが分かっています。
1,000問ノック答練
1,000問ノック答練では、スマホを利用して問題を解くことができるため、移動時間、隙間時間を有効活用した学習ができます。
過去問
クレアールの過去問は、通常の年代別に並べられたものとは異なり、テーマ別、重要度別の配置されています。
実績
HPには22名の合格者の声が公開されています。※HPには合格者の一部しか紹介されていないため、実際はこれ以上の合格者がいると考えられます。
割引情報
無料体験
クレアール動画講義の無料体験はこちら
5社の特徴まとめ
これまで紹介してきた5社の特徴を再度まとめます。
スタディング
- 価格帯は5~7万円と低価格
- 移動時間やスキマ時間での学習に徹底的にこだわっており、スマホで視聴できる動画講義、スマホで解ける過去問、問題集など使いやすい教材
- 学習時間や講座の進捗状況などをWebシステムで管理できる
- アプリをインストールすれば、講義動画をダウンロード可能
- テキストはPDF配信で、紙のテキストは有料オプション
- 2次試験対策は不足
診断士ゼミナール
- 価格は約5万5千円と業界最安値
- 動画講義が無制限でダウンロード視聴可能
- テキストはPDF配信で、紙のテキストは有料オプション
- 教材の種類が他社と比較して不足
- 2次試験対策は不足
LEC
- 価格帯は20~30万円と高価
- 受講すればテキスト、講義動画、模試、2次試験の添削など教材は全て揃う
- スマホでの移動時間の学習にも対応
- 動画講義は1つの内容に対し、2人の講師による2通りを用意
TAC
- 価格帯は30~40万円とかなり高価
- 合格者数の実績は最大
- 受講すればテキスト、講義動画、模試、2次試験の添削など教材は全て揃う
- メインの講義テキストは市販もされている人気テキスト
- 他社に比べスマホによる学習には力を入れていない
クレアール
- 価格帯は15~25万円と高価
- 学習内容を必要十分な量に絞りこんだ非常識学習法が特長だが、絞り込みによるリスクは懸念
- スマホによる学習に力を入れており、スマホでの動画視聴、スマホで過去問、問題集を解くことが可能。
- 過去問は年度別でなく内容別に編集しており学習しやすい
以上、中小企業診断士試験対策の通信講座主要5社について紹介しました。
冒頭にも書きましたが、絶対的にこれが良いという講座は無く、相性も大事なのでそれぞれの講座の特徴と自分の学習スタイルを照らし合わせて、自分に合った講座を選ぶようにしてください。
以下には、これまで紹介しきれなかった細かな内容について、一覧表での比較や口コミ情報を掲載しました。興味がある方は見てみてください。
比較・ランキング作成の考え方
以下の、比較・ランキングでは
・1年間で1次、2次試験の合格を目指すプラン
という条件で、各社から代表的な受講プランを1つずつ選んで比較しました。
価格ランキング
教材の充実度ランキング
動画講義の時間ランキング
動画講義の配信形式比較
ストリーミング形式とは?
表中に出てくる、ストリーミング形式というのは、常にインターネットにアクセスしながら動画を見るという方法です。
メリットは、スマホで移動時間に視聴する際等、事前の準備が不要なことです。
デメリットとしては通信量が多くなることです。
ダウンロード形式とは?
ダウンロード形式というのは、スマホ等の端末に、動画講義のファイルをコピーしてしまう方法です。
メリットは、自宅等、通信量が無制限で使用できる場所で一度ダウンロードしてしまえば、追加の通信量が発生しないことです。
デメリットとしては、事前に動画講義のファイルをダウンロードする手間が発生することです。
通信講座名と コース名 |
配信形式 |
LEC |
・ストリーミング形式 (回数制限、視聴期間制限はあるがダウンロードも可) ・スマホ、PC対応 |
クレアール |
・ストリーミング形式 |
スタディング(旧:通勤講座) |
・ストリーミング形式 (音声はダウンロード可、アプリインストールでダウンロード可能) ・スマホ、PC対応 |
診断士ゼミナール |
・ダウンロード形式 ・スマホ、PC対応 |
・ストリーミング形式(スマホの場合アプリを入れればダウンロード可) ・スマホ、PC対応 |
無料サンプル教材まとめ
通信講座名と コース名 |
無料サンプル教材 |
LEC |
あり 動画講義 |
クレアール |
|
スタディング(旧:通勤講座) |
あり |
診断士ゼミナール |
あり テキストと動画講義 |
なし |
口コミ情報
主要5社を実際に受講した方の感想です。(公平な意見を集めるため、公式HPからの引用は避けました。)
LEC、TAC2社を利用したことのあるツワモノの声
こんにちは、中小企業診断士です。1年目TACで2年目LECでした。少し長くなりますが、参考になればと幸いです。
① 教材の質 1次試験に関しては、圧倒的にTACです。これは内容ではなくて種類ですね。ご存知の通りTACは市販のスピー ド問題集もあり、教 科書の理解→定着までの練習問題→試験レベル問題というステップがとても丁寧です。LECは授 業のあとは、特段にステップがなく、いきなり自分で過去問やれば?的な感じがあります。2次はLECの方が優秀です。これ は講師の質というものと絡みますが、合格答練なども、LECの方が実践的です。
② 講師の質 これはLECの圧勝だと思います。個性的でそれぞれに強みをもった先生が沢山います。特に2次試験対策ではそ の差は歴然ですね。角澤・金城両講師を頭に、すばらしい先生が揃っています。TACは「バイト?」と思わせる対応の講師も 少なくありません。
③ サポート体制 これは総合的にはTACです。診断士に限らず、殆どの資格でTACに勝るところはないと思います。LECはHP も複雑で出来栄えも悪く、どこで何を質問していいのか解りにくいです。但し、LECはイベントなど「合格工場」などに参加し
て積極的に講師に質問などをすれば、通学生じゃなくても事後メールなどで熱心にフォローしてくれます。ただ組織的な動きと してはTACに軍配があがりますね。
④ 模試の分析力 1次試験はTAC、2次試験はLECですね。TACの2次試験の模試は受ける人数が多いので自分の位置 は把握しやすいのですが、合否判定は甘めであてになりません。1次に関しては素晴らしと思います。ただ模試は単発でいろ んな模試を受けるといいと思います。1次に関しては、マイナー論点のチェックの為に日本マンパワーの模試なんかもいいです
⑤ 合格率は正直解りません。TACもLECも変わらないと思います。
総評でいうと、TACは万人向けでLECは自分にノリが向けばTAC以上の力を発揮します。お気づきかとは思いますが、TACは日本全国どこにいても平均的な質・情報・サービスを受けれますが、LECは首都圏近郊までが限度ですね。関西でも辛いと思います。そのかわりご本人に積極性があり関東圏の方なら、イベントやミニゼミ参加などを複合して、講師とも人間関係を築けばTACの比ではありません。
クレアールの受講者
・どうしても仕事をしながら隙間の時間で勉強しなければならなかった。
・あまり高額な学費は捻出できなかった。
という事情があり、比較的安価で、効率的な学習が出来そうな学校を選び、クレアールを選びましたが、私にとっては正解だったかなと感じています。
診断士の試験範囲は膨大なので、全て満遍なく学習するというよりは、的を絞って学ぶというスタイルが私にはマッチしました。
スタディング、診断士ゼミナールで迷った方のブログから
ならば、TACかWEB通信を受講して、質問できる体制下でスタートしよう!という結論になりました。しかし、TACは高い。。24万って。。ということで、診断士ゼミナールか通勤講座にしようという流れになりました。
さて、情報収集がインターネットで簡単に出来るようになった今、受験対策も簡単に調べられる時代になりました。このマイナーサイトにたどり着いた貴方も、既に相当な情報収集を終えられていると思われます。序文で申し上げた通り、おそらく私と同じ結論で、診断士ゼミナールか通勤講座で迷ってググってここにたどり着いたのではと思います。
私は、診断士ゼミナールを選択しました。結果的にこの選択は正しかったです。本当に満足です。
以下診断士ゼミナールの良かったところ
何より、質問が出来る。無制限。
通勤講座
は有料で回数制に比べ、こちらは無制限無料。これが決め手となりました。過去問3年分、解説もオリジナルでついてくるのですが、つまり、これも教材の1部のため過去問の不明点も質問できるというのはすごい助かりました。講義が分かりやすい、見やすい、聞き取りやすい
テキスト、問題集を完璧にすれば6割とれるといっても、独学で理解が完璧に出来るかどうかが不明。理解さえできたら、あとはどれだけアウトプットの時間がとれるかがポイントの試験で、理解が出来ずインプット段階で時間をロスというのは、致命的。講義は分かりやすく、ストレスは感じませんでした。すんなりアウトプットへ。テキストがモノクロではなく、フルカラーという点も大きかったように思います。
最新であること
独学を選択しなかった理由のもう1つがこちら。時事問題的な事項には、独学では太刀打ちできないと判断しました。経済政策、法務は特に改正論点や時事問題的な要素が強く反映されるので、最新の講座内容で受験指導を受けられることは強みでした。
診断士ゼミナールのポイントとしては、
・楽天リサーチ1位の実績
・講義内容の質・量の充実
・質問は回数無制限(追加料金なし)
・過去問5年分すべてに解説あり。
・無料で3年まで受講期間延長可能
・スマホやタブレット用の講義データ提供
・お祝い金制度あり等、もっとありますが、主にこんなところです。あとはこちらのサイトを参照して下さい。
合格のための レボ 診断士ゼミナール
最後に、ここまで読まれた方、ありがとうございます。そして、情報収集はこれで最後にして、もう勉強してください。私のサイトはかなりマイナーです。なのに貴方はたどり着いたのです。調べすぎです。正直、通勤講座でも診断士ゼミナールでもどっちでもいいと思いますので、勉強をした人が受かる試験です。もう、勉強を開始してください。
以上、中小企業診断士試験対策の主要通信講座5社について紹介しました。
このサイトでは、中小企業診断士試験のスケジュールや試験内容、通信講座を使って独学で勉強する際の注意点などについても紹介しています。きっとこれから勉強をはじめようという方のお役に立つ内容になってますので是非そちらも読んでみてください。
中小企業診断士試験の学習開始前に知っておきたい注意点
中小企業診断士試験の申し込み方法から資格取得までのスケジュール
独学合格にはこの3つが超重要!【中小企業診断士】