学習方法(2次試験)

【中小企業診断士試験】2次試験対策と1次試験対策の違いは?

更新日:

中小企業診断士試験の1次試験対策と2次試験対策は大きく異なります。1次試験では専門知識の暗記中心だったのに対し、2次試験では実際に問題を解くことを繰り返すアウトプットの学習が中心になります。

なぜそうなるかと言うと、1次試験での出題が専門知識について直接問われたのに対し、2次試験では1次試験で身に付けた専門知識を駆使しつつ、事例企業を分析し、アドバイスを作文する能力を問われるからです。

2次試験対策として必要な能力を分解してみると、「与件文(=事例企業の状況を説明している文章)や問題文(=問1、問2などの設問)を読解する力」、「事例企業を分析し、アドバイスを考案する力」、「分析結果、アドバイスを論理的に作文する力」というものが挙げられます。また、それらの能力を発揮する前提として1次試験の専門知識があり、2次試験に合格するためにはこれらを統合して使えるようになる訓練をする必要があります。

以下では、2次試験対策に必要な能力とそれを身に付ける方法について、概要をお話ししたいと思います。

2次試験合格のために必要な能力と学習方法

<必要な能力1>与件文や問題文を読解する力

必要な能力の1つ目は読解力です。学習方法としては、まずは何回も過去問を解いてみて問題に慣れることから始めます。繰り返していくうちに、どのような点に着目して読めば良いのかがおぼろげに分かってきます。さらに学習を続けると、問題に対して自分なりの読解パターンというのが出来上がってくると思います。

具体的にどのような学習をすれば良いかという点については、良い参考書を利用して学習するということに尽きます。

おすすめの参考書についてはこのページの下の方に記載してあるので参考にしてください。

<必要な能力2>事例企業を分析し、アドバイスを考案する力

2つ目は事例企業を分析し、アドバイスを考案する力です。次に説明する3つ目の内容にも関係しますが、こちらで説明するのは実際に文章を書き出す前に頭の中で内容を考案する力になります。

勉強方法としては、先に説明した読解力を身に付けるのと近いものになります。ただし、読解に比べて自分なりのやり方というのが通用しないという点には注意しなければいけません。どういうことかというと、試験である以上採点基準というものがあり、どのような回答が正解かという方向性が決まっています。たとえ優れたアイデアだったとしてもオリジナリティーを出し過ぎると不正解と見られてしまう可能性があります。

回答を考案する際には守るべきルールのようなものがあり、例えば、「回答は与件文か問題文に記載されている中から考案する」「多面的な回答を作成する」というものがあります。その他にもたくさんのルールがあり、それらのルールについて参考書には明記されているはずなので、参考書を見ながら過去問に取り組み、ルールを自分が理解できる形に噛み砕きながら身に付けていくという学習が必要です。

おすすめの参考書はこちら

<必要な能力3>分析結果、アドバイスを論理的に作文する力

これは中小企業診断士試験専門の対策というよりは、基礎的な文章力、論理力の話しです。高いレベルを求められる訳ではないため、仕事で文章や資料を作る機会がある方は特に対策は不要だと思います。過去問に取り組んでいて、ここに特別不安があると感じた方は作文の入門書を読んでみると良いかもしれません。

<その他>1次試験の専門知識

適切に与件文、問題文を読解するのにも、分析、アドバイスを考案するのにも専門知識が必要です。ただし、1次試験のように用語を丸暗記するようなことは必要なく、考え方を理解していることが重要です。

例えば、1次試験の企業経営理論の科目では、モチベーション理論についての項目で「欲求5段階説」、「X理論、Y理論」、「衛生理論」等について、誰が提唱し、どのような内容なのかを暗記しておく必要がありました。これに対し2次試験で問われる能力は与件文や問題文を読解することで「従業員のモチベーションを上げることが重要である」ということに『気付く』ことや「モチベーションを上げるために具体的に何をすれば良いのか」ということを『提案できる』ことです。

 

以上、2次試験対策として必要な能力と学習方法について概要を紹介しました。解法テクニック等の詳細については、「ふぞろいな合格答案」シリーズや「中小企業診断士試験 合格者の頭の中にあった全ノウハウ」等を見れば分かりやすく書かれているため是非取り組んでみてください。これらを読んでみれば2次試験対策をどのようにすれば良いかが『分かる』ようになると思います。ただし『分かる』状態ではスタートラインに立っただけです。何回も問題を解く訓練を繰り返し、解法パターンを体で身に付け『できる』状態になることが重要です。

参考書紹介

おすすめの参考書を2冊紹介します。特に「ふぞろいな合格答案」シリーズは絶対に取り組むべき参考書です。

実際に使用した感想はこちらです

関連記事

学習が終わって、試験本番までにどういう状態になっているのが望ましいのかという観点でも記事を書いたので良ければ読んでみてください。

ad



人気記事

1

中小企業診断士の模試情報です。スタディング、LEC、TAC、クレアール、大原の5社の模試情報をまとめています。

2

ふぞろいな合格答案は中小企業診断士2次試験対策として受験生の間では著名な本で、非常に優れた過去問兼参考書です。独学で受験される方は絶対に取り組んで欲しいです。

3

中小企業診断士試験向けのおすすめテキストをレベル別に整理しました。以下に載せたものは全て私が実際に試験対策として使用したものです。

4

ここでは、中小企業診断士2次試験対策を独学でこなす際の学習教材、スケジュール、学習方法についてまとめました。2次試験は1次試験とは異なり知識の丸暗記だけでは対応できません。基礎的な読解、作文力が求められ、加えて中小企業診断士2次試験のクセ、特徴のようなものに適応する必要があります。

中小企業診断士試験対策通信講座5社比較 5

スタディング、診断士ゼミナール、LEC、TAC、クレアールの特徴、弱点、口コミ情報、価格などを比較しています。

-学習方法(2次試験)
-, , , , ,

Copyright© 通信講座+独学で【中小企業診断士試験】に半年間(350時間)でストレート合格した勉強法 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.