暗記のコツ
中小企業診断士試験合格のためには膨大な量の知識を覚える必要があります。
このコツを知っていると学習効率がかなり高まると思います。
コツは、ズバリ「覚える勉強をすることでなく、思い出す勉強をする」ことです。
勉強スタイルの例として、テキストをひたすら読んだり、ノートに書き写してみたり、書き写した一部を緑や赤ペンで書いて、赤や緑の下敷きで隠してみたり、、ある程度覚えたら腕試しに過去問を解いてみて結果に一喜一憂。
よくあるやり方だと思いますし、間違ったやり方では無いです。でもこれだけじゃだめです。
私も当初はこんな勉強スタイルを取っており、過去問ではある程度の点数も取れていました。
しかし、過去問を解いていて、「この内容は知っているはずなのに答えが分からない・・・」、「もうちょっとで思い出せそうなのに出てこない・・・」という経験も多く、イマイチ点数が伸びませんでした。
なぜそうなってしまったかと言うと、私自身、覚えることにばかり多くの時間を使って、思い出す勉強(練習)を怠っていたからです。
実際の試験では何の脈絡もなくいきなり問題文が登場し、回答の選択肢が4つや5つ書かれているだけです。
非常に無機質であり、思い出すヒントも少ないです。知ってるはずなのに出てこないという状況がよくあります。
理由は覚える勉強ばかりしていて、覚えた気になっていたからです。
この状況に対処するには、普段から同じような訓練が必要です。
それが「思い出す勉強をする」ということです。
では、思い出す勉強として何をしたら良いかというと、
過去問や問題集を繰り返し解いて、思い出すことを繰り返す
とか
参考書等を見ないで、覚えたいことを頭の中で繰り返す
ということになります。ここまで読んでガッカリされたかもしれませんが、学問に王道なしなのでここはやるしかないと諦めてください。きっと効果が現れます。
なお、思い出す勉強をする際は過去問を1科目1年分解いて答え合わせをするよりも1問1問解いては、分からなかった内容をすぐに復習するという方が良いと思います。
また、暗記のためのノートを作る際も、覚えたいことを書き連ねるよりも、覚えたいことを答えにした問題を作るようにするのが良いです。
定期的に復習することも重要
暗記のコツとして、定期的に復習することも重要です。
人間は忘れる生き物ですから、どんなに頑張って覚えても使わなければ忘れてしまいます。
最適な復習回数や復習のタイミングについてはこちら↓に書きました。
独学での学習方法、暗記の回数と復習タイミング